三重県立熊野少年自然の家(本山拓哉所長)では、令和6年9月7日(土)に、「第2回 サイエンス講座」を実施いたしました。最初に、前回に引き続き「空気と水」を科学しました。講師の二村直司さんが浮沈子の実演をしました。水の入ったペットボトルの中にしょうゆ入れにナットをつけ8分目ぐらいまで水を入れたものを入れます。ペットボトルに圧力をかけると中の浮沈子が沈みます。ペットボトルを元に戻すと浮沈子は浮き上がります。これはしょうゆ入れの中にペットボトルの水が入ったり出たりすることで中の空気の体積が変化し、浮沈子が沈んだり浮いたりするとのことです。参加者は自分で工作した浮沈子を使って中の空気の変化を注意深く観察していました。
次に「光と音」を科学しました。レーザー光線とプリズムを使って光が直進したり、屈折したりするのを観察しました。また底に穴の開いた紙コップにフィルムを貼り光源を見るとハート形の模様が見えることも観察しました。その次に絵を描いた紙をナイロン袋に入れ、外側からマジックペンでなぞり水の中に入れると中の絵が消え外側のなぞった部分だけが見えることも観察しました。
またおしゃべりコップという紙コップにギザギザのついたナイロンのひもを付け、それを爪でこするとScience is fun. (サイエンスイズファン)やHappy birthday(ハッピーバースデイ)という音が出る体験をしました。最後に、オルゴールと振動するおんさの音が空気中と物から伝わってくるのとでは違うことも体験していました。参加者からは「ビニールぶくろを水に入れると中の絵が見えなくなるのが面白かった」「いろいろ新しいことを知れていい機会になりました」「とても分かりやすかったし、面白かった」などの声が聞かれました。
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