三重県立熊野少年自然の家(本山拓哉所長)では、令和6年8月4日(日)に、熊野少年自然の家施設内の森において、「夜の森観察会」を開催いたしました。
このイベントは夏休みの思い出作りに、親子で夜の森にいる鳥や昆虫たちの生態を観察しようと開催されたもので、野外炊事場での開校式では、熊野少年自然の家の本山所長の挨拶の後、講師の三重野鳥の会の沢本浩志さんからフクロウやヌエなどの鳥の鳴き声について説明いただきました。
次に、夜のイベントであることから騒いだり走り回ったりしない。保護者のそばから離れない。ライトを人に当てない。スズメバチやアブが昆虫トラップに入っていることもあることや、熱中症予防対策として水分補給に気を付けるなどの注意事項を説明後、森に移動しました。
森の中では、発酵したバナナを入れたペットボトルや排水溝の水切りネットを巻いたクヌギやコナラなどの木や、白い布をライトアップしたものなど、事前に仕掛けた15か所ほどの昆虫トラップを見て回りましたが、クワガタムシやコガネムシ、カナブンなどが入っていたり、近くの幹にクワガタムシがすがっているのも見つけ、歓声が上がっていました。
閉校式前にはジャンケン大会を開催し、参加した子供たちに捕まえたクワガタムシなどが配布され、笑顔が広がっていました。 参加者の皆さんからは「夜の森の観察に参加させていただきとても楽しかったです」「カブトムシやクワガタムシがもっと捕れれば、なお良かったと思います。資料を参考にトラップを作って、沢山クワガタムシを捕りたいと思います」「最近、暑すぎて鳥がいなかったのが残念ですが、いろんな虫がいるのか分かった」などの意見が寄せられました。
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